AIで遊んでみたら、止まらなくなった。【AI実践道場 #1】
ー Information ー
- この記事はこんな人向け: AIに興味はあるけれど「難しそう」と一歩踏み出せずにいる、すべてのビジネスパーソンや主婦の方へ。
- この記事で学べること: GoogleのAI「Gemini」を使い、日常の面倒な作業を自動化し、創造性を広げる具体的な手法。
- 目安読了時間: 約4分
「エンジニアの道具」だと思っていませんか?
「AIって何ができるの?」と検索しても出てくるのは難しい専門用語ばかり。
結局、自分には関係ない世界だと思ってページを閉じてしまう・・・そんな経験はありませんか?
断言します。AIを使うのに最初から特別な知識は一切いりません。
実際はLINEで友だちにメッセージを送る感覚で誰でも今すぐ使いこなせます。
このページではGoogleのAI 「Gemini(ジェミニ)」 を使って会話・画像解析・創作まで「え、こんなこともできるの?」という体験を順番にご紹介します。
一緒に楽しんでいきましょう!
1. Geminiと話してみよう。AIの「性格」だって変えられる
まずは基本の会話から。
スマホの「Hey Google!」に近い感覚ですが、Geminiはもっと深く、柔軟です。
使い方はシンプル。チャット欄に文字を打つだけ。


「もうお腹いっぱい〜」という何気ない一言にも丁寧に返事をくれますが、最初は少し返答が硬く感じることも。
そんな時は遠慮なく本音を伝えてみてください。
フランクにいこう!今日どない?と聞いてみると、

AIもノリノリで返事を返してくれます。
「政治家になりきって喋ってください」


このように伝えると、AIは瞬時にキャラクターを演じ、本格的な演説口調で語り始めてくれました。
ここで覚えてほしいキーワード:【プロンプト】
AIへの指示文のことをプロンプトと呼びます。
「今日どない?」も「政治家になりきって」も、立派なプロンプトです。
プロンプトに正解はありません。
自由な発想で話しかけることが、AIを使いこなす第一歩。
むしろ先入観のない初心者の方が、思わぬ可能性を引き出せることもあります。
まずは「こんなこと頼んでみたらどうなるかな?」という気持ちで遊んでみてください。
プロンプトを工夫するだけで、AIの返答が劇的に変わります。まずはここから。
2. 写真が文字になる! 面倒な「書き写し」はAIに丸投げ
社会人ならホワイトボードの記録、学生なら黒板のノート、主婦の方ならレシートの整理。
「これをパソコンに打ち込むの、面倒だな・・・」という瞬間、誰にでもありますよね。
実はGeminiには、画像の中の文字を読み取る力があります。

試しにこんな写真を使ってみました。
難しい漢字と英語が混在し、一部がテープで修正されている文化財の看板です。
やり方はこれだけ。
- チャット欄の 「+」マーク をクリック
- 画像をアップロード(ドラッグ&ドロップでもOK)
- 「この画像に映っている看板の内容をテキスト化して」と送信
結果は・・・10秒前後で完璧な文字データに変換完了。

画像と見比べた結果、誤字はありませんでした。
事務の仕事がAIに置き換わると言われる理由が、このスピードと正確さに凝縮されています。
もちろん、これはAIの進化に手放しで喜べる話ではなく、社会的に複雑な側面もあります。
ただ、使いこなせる人間になることは、確実に自分の武器になります。
写真を読み取るだけじゃない。AIに資料を渡せば要約してまとめてくれるんですよ。
詳細はこちらの記事へどうぞ。
3. 1枚の写真からドラマが生まれる。あなたも今日から脚本家
AIが「見たものを文字にする」だけじゃないことを、もっとわかりやすく見せましょう。

私が作ったたこ焼きです。
ソース、マヨネーズ、ねぎ、青のりがかかっていておいしそうです。
しかし・・・それ以上説明できない。
そうなんです。
人間だと美味しそうで終わっちゃうこの画像でも、AIならもっと丁寧に説明してくれます。
やり方は簡単。
さきほどと同じように+マークを押して画像を添付する。
『この画像をテキスト化してみて』とプロンプトを入れて送信すると、

概要から詳細な状況までギッシリ書いてくれます。
このように文字が書いていない写真や画像でもテキスト化してくれるのが今のAIの強みです。
しかし、ここからがAIの真骨頂。
この画像だけでドラマを描かせてみましょう。
さきほどのGeminiでたこ焼き画像テキスト化した続き、チャット欄にこのように打ちこみます。
【AIへの指示(プロンプト)】
この画像から連想される家族の団欒を短いホームドラマにしてください
たったこれだけのプロンプトで、AIは10数秒後にこんな脚本を書き上げました。

タイトル、登場人物の設定からシーンの詳細、そしてセリフと完璧です。
本文は長くなるのでこちらを開いてみてください
タイトル:たこ焼き機は、嘘をつかない
登場人物: 【父】(40代)ちょっと不器用だけど、今日は張り切っている。 【母】(40代)料理上手。夫のたこ焼きを温かく見守る。 【娘】(中学2年生)思春期。最近、父と会話が少ない。 【息子】(小学4年生)とにかく元気。食べるのが大好き。
【シーン:日曜日の昼下がり、田中家のダイニングルーム】
画面は、テーブルの中央に置かれた「たこ焼き器」のアップから始まる。 そこには、まだ少し形が歪で、ソースの垂れ方がバラバラな、しかし熱々な「たこ焼き」が並んでいる。(image_0.pngを参照)
【息子】(たこ焼きをフーフーしながら)「あっちー!でも、うんまっ!これ、過去最高にタコがデカいよ!」
【父】(少し照れくさそうに、竹串を両手に持って)「おう、今日は『お父さん特製・デカタコSP(スペシャル)』だからな。どうだ、ひっくり返し方もプロ並みだろ?」
【母】(クスッと笑いながら、お箸で自分のたこ焼きを取り)「プロって……最初、全然丸くならなくて、お父さん泣きそうになってたじゃない。」
【息子】「えー、お父さん、泣いてたの?」
【父】「バッ、馬鹿。泣いてない!……ちょっと、生地が言うこと聞かなかっただけだ。」
(テーブルの端で、スマホをいじりながらたこ焼きを食べていた中学2年生の娘が、小さく鼻で笑う。)
【父】(娘の方をチラッと見て)「……どうだ?〇〇(娘の名前)のは、マヨネーズ多めにしておいたぞ。」
【娘】(スマホから目を離さず、小さな声で)「……うん。美味しいよ。」
(その一言に、父の顔がパッと明るくなる。木製のお箸で、新しい生地をたこ焼き器に注ぎ込む。)
【父】「よし、次は『チーズ増し増し』で行くぞ!みんな、準備はいいか?」
【息子】「おー!チーズ、チーズ!」
【母】「はいはい、焦がさないでね。……あら、この一個だけ、マヨネーズが『ハートマーク』になってる。」
(母が指さしたたこ焼きを、娘が少し顔を赤らめて、素早く自分の取り皿に確保する。)
【娘】(小声で、お箸を使いながら)「……もう。お父さん、そういうの、恥ずかしいから。」
【父】(とぼけ顔で)「え?ハート?……ああ、手が滑っただけだよ。」
(父と母が視線を合わせて、静かに微笑む。たこ焼き器からは、ジュージューという美味しそうな音と、青のりの香りが立ち上り、ダイニングルームを包み込んでいる。)
(カメラは、お箸が添えられた、少し不格好だけど温かいたこ焼きの並んだお皿を映し出し、フェードアウト。)
【完】
ちょっといい話すぎて、思わずニンマリしてしまいました。
1枚の写真から無限の物語を引き出す。
この「発想の拡張」こそが、AIと遊ぶ面白さです。
プロンプトの発想力がある人が、AIのポテンシャルを最大限に引き出せるのです。
AIの創造性はもはや何でもあり。最近だと音楽まで作れるようになりましたよ。詳しくはこちらの記事をご覧くださいませ。
【重要】AIは「もっともらしい嘘」をつく生き物
ここまでAIの素晴らしさをお伝えしてきましたが、絶対に忘れてはいけないことがあります。
AIは時として、堂々と、確信に満ちた態度で嘘をつきます。
これを専門用語で 「ハルシネーション(幻覚)」 と呼びます。
難しい議論や不鮮明な画像の解析を頼んだとき、AIは「わからない」とは言わず、事実とは異なる情報をさも真実のように回答してしまうことがあります。
実際に私も、AIが「実写写真」と判断したものが、実はAI生成画像だったという経験をしています。
Geminiの画面下部にも小さく「Geminiは間違えることがあります」と書いてあります。

「AIが言っているから正しい」と過信せず、最終確認は必ず自分の目で。
この健全な疑いを持つことが、AIと上手に付き合うための絶対条件です。
AIはどれだけ正確な情報を私達に示してくれるのか大検証。AIも実写真と生成画像を間違えた!?
詳細が見たい方はこちらへどうぞ。
まとめ
【「楽しい!」という直感が、最大の才能】
私がAIに触れ始めた頃も、最初は「何ができるんだろう?」と手探りで遊んでいるだけでした。
それが2ヶ月後には、自分でAIを使った分析ツールを作れるまでになっていました。
難しいことは後回しでOK。まずはAIとの会話を楽しんでみてください。
「楽しい!」という直感こそが、AIを使いこなす最大の才能です。
その遊びの延長線上に、あなたの日常を劇的に便利にするヒントが必ず隠れています。
AI初心者塾・第2回は【効率と情報活用】をテーマにしております。こちらも是非ご覧になってください。


