知識ゼロでゲーム開発?AIにWikipediaを読み込ませてクイズアプリを作る全手順

  • この記事はこんな人向け: プログラミング知識はないが、AIを使って自分専用のツールやゲームを作ってみたい知的好奇心旺盛な大人。
  • この記事で学べること: AI(ChatGPTやGemini等)への適切な指示出し方法と、ブラウザで動くゲームを最短で形にする具体的なステップ。
  • 目安読了時間: 約4分

「遊ぶ」から「創る」へ。AIが変えるゲーム開発の常識

「ゲームを作る」といえば、かつては高度なプログラミング言語を何年も修得しなければ到達できない領域でした。
しかし、AIの登場によってそのハードルは音を立てて崩れ去りました。

今回挑戦するのは、「ブラウザで動くクイズゲーム」です。

インストール作業や複雑な環境構築は一切不要。
AIと会話を進めるだけで、自分だけのオリジナルゲームが完成するプロセスをご紹介します。

過去にはAIでコマ送り、コマ戻りに特化したMP4プレーヤーなども作成しております。

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なぜ「ブラウザ×JavaScript」がAI開発の最短ルートなのか

AIにゲーム制作を依頼する際、もっとも成功率が高いプラットフォームは「ブラウザ(HTML/JavaScript)」です。

その理由は非常にシンプル。

  • インストール不要: 出来上がったコードをメモ帳に貼り付けて保存するだけで動く。
  • AIとの相性: 構造がシンプルなためAIが理解しやすく、エラー修正が容易。
  • 汎用性: PCでもスマホでも、作成したファイルを送るだけで誰でも遊べる。

パズルやカードゲームといった2Dベースのゲームなら、AIは今や「最強のコーディングパートナー」となってくれます。

ちなみに私がこの回答を得たプロンプトはこちら。

【AIへの指示(プロンプト)】

ゲームをAIで作ってみたいのですが、どういうステップを踏めばいいでしょうか。
ブラウザ上、Python、もしくは違う方法で動かすのか。
それぞれの方法には強みのゲームジャンルがあるのか。
AIならではの基礎からゲームを作る方法を教えてください。

Wikipediaが一瞬でゲームに!驚きのクオリティと機能性

今回は実践編として、Wikipediaの「日本」のページをソースにクイズを作らせてみました。

AIへの指示(プロンプト)はこれだけです。

【AIへの指示(プロンプト)】

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC
ウィキペディアの日本の項目です

この中から10問クイズを作って、ブラウザで動くクイズゲームを開発してください

・クイズは4択
・各項目(歴史・地理・政治など)から1問ずつバランスよく
・解いた早さによって得点が変わる(20秒制限をつける)
・3問目と7問目は得点2倍チャンス

このプロンプトからHTMLコードを出力。
ちゃんと進め方も示してくれました。

コードをコピーしてquiz.htmlとして保存し、ブラウザで実行する手順を説明した「遊び方」のキャプチャ画像

指示通りに進めていくと、ちゃんと動きました。

Wikipediaの情報を元にした「日本クイズ」の開始画面。問題数や制限時間などのルールと「ゲームスタート」ボタンが表示されているキャプチャ画像


画面もスッキリしていて、ゲームスタートのボタンも丸みがあり凝っています。
指定せずともスタイリッシュな組み立てをしてくれました。

さらに驚いたのは、こちらが指示していないにもかかわらず、AIが「残り時間のタイムバー」を表示し、デザインを整えて出力してきた点です。

「日本の主要4島のうち、面積が2番目に大きい島はどこ?」という地理の4択問題が表示されたクイズ回答中のキャプチャ画像


しかも1発でエラーなく、ちゃんと動く点が素晴らしい。

Wikipediaという膨大なテキストデータが、一瞬にしてエンターテインメントへと昇華されました。

盲点は「完璧すぎること」。AI開発でハマりがちな3つの落とし穴

スムーズに見えるAI開発ですが、実は「人間味のない完璧さ」が裏目に出ることもあります。
実際に直面した「盲点」を共有します。

1. 指示しないと「ランダム」にならない

最初に出力されたゲームは、問題の順番も4択の並びも毎回固定でした。
これでは2回目に遊ぶ楽しみがありません。

なぜランダムに最初からならないのか?
それは私が指示しなかったから。

私たちが当たり前だと思っていても、その意図までAIは組み込んでくれません。
これが人間味のない完璧さということです。

ですのでクイズを制作する際、「毎回ランダムにシャッフルして」という指示は、ゲーム性を高めるための必須項目です。

2. 頭が良すぎてページに載っていない情報の問題も作ってしまう

今回はWikipediaの『日本』のページから問題を作ってもらったはずなのですが、AIの頭が良すぎて一般的な知識から勝手に補完して問題を作ってしまってました。

(例:北海道の項目は『日本』のページにはあるが、『北海道が2番目に大きい』という情報は『日本』のページには載っていない)

Wikipediaの記述に厳密に従うよう、クイズの内容を修正したことを伝える謝罪と説明のテキスト画面のキャプチャ画像

頭が良すぎるのも問題ですね。

3. 情報の精査・出典の確認

Wikipediaはあくまで人の手で作られたインターネット上の多言語フリー百科事典です。
間違えている情報を公式なクイズとして用いてしまうと大変。

自分で遊ぶことに関しては問題ないでしょうが、世に出す場合には情報の精査、出典の確認など最後は人のチェックが必要になります。

まとめ

【あなたの「好き」をゲームに。AIという相棒と始める新しい趣味】

今回はクイズゲームに挑戦しましたが、この仕組みは英単語の学習アプリや資格試験の対策ツールにもそのまま応用できます。

「プログラムの知識がないから」と諦めていたアイデアも、AIという腕利きのエンジニアを味方につければ、数分で形になります。

「正解した時の効果音」や「背景画像」などアイデア次第でさらにAIによってクイズゲームっぽくすることも可能です。

まずは、あなたの興味があるWikipediaのページをAIに読み込ませることからスタートしてみてください。
「自分で作ったものが動く」という原体験は、きっとあなたのデジタルライフをより刺激的なものに変えてくれるはずです。
 
 

クイズの他にも、プログラミングも漫画も初心者な私が4コマ漫画をAIだけで作ってみました。なかなかの完成度ですよ。

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