Colabを学ぼうシリーズ、5回目の今回がカリキュラムの最後となります。
今回は応用編『AI使いこなしツール』を学んでいきます。
前回の上級編はこちら。
それではさっそく始めていきましょう。
【応用編】AI使いこなしツール
前回は主にマシンスペックの活用とトラブル対応について学びました。
画像生成AIなどを動かす際には必須の知識でしたね。
今回はいよいよ『ツール』という言葉が見えているとおり、生成AIの真髄を学べる回となりそうです。
それでは早速解説してもらいましょう。
AIが設定した目標
目標: 自分専用のアプリのようにColabを使う。
これまでは「コードを実行する」ことがメインでしたが、ここからはColabを「自分専用のアプリ(ツール)として作り込む」段階に入ります。
コードを直接書き換えるリスクを減らし、プロのような管理方法を身につけましょう。
1. フォーム機能(@param)の活用
目標: コードの中身を触らずに、マウス操作だけで設定を変更できるようにする。
通常、数値を変更したい場合はコードを書き換える必要がありますが、Colab独自の機能である「フォーム」を使うと、スライダーやプルダウンメニューで値を変更できるようになります。
実践方法:
AIにコードを書いてもらう際、「この変数をフォーム形式(@param)にして、スライダーで選べるようにして」と指示すると、自動で作ってくれます。
【試してみよう】
以下のコードをColabのセルに貼り付けて実行してみてください
#@title 設定パネル
#@markdown 以下の設定を変更して実行ボタンを押してください。
画像サイズ = 512 #@param {type:"slider", min:256, max:1024, step:64}
モード選択 = "高速" #@param ["高速", "高画質", "省エネ"]
フィルターを適用 = True #@param {type:"boolean"}
プロンプト = "猫の画像" #@param {type:"string"}
print(f"【設定完了】")
print(f"サイズ: {画像サイズ}")
print(f"モード: {モード選択}")
print(f"フィルター: {フィルターを適用}")
print(f"内容: {プロンプト}")
- 右側に表示されるもの: コードの右側(またはコード自体が隠れて)スライダーやチェックボックスが表示されます。
- メリット: コードが読めない人でも使えるツールになりますし、自分自身も「うっかりコードを消してしまう」ミスを防げます。
2. GitHub(ギットハブ)との連携
目標: コードのバックアップをプロのやり方で保存する。
Googleドライブへの保存(自動保存)だけでも十分ですが、エンジニアの世界ではGitHubというサービスにコードを保存するのが一般的です。
手順:
- Colabのメニューバーにある 「ファイル」 をクリック。
- 「GitHubにコピーを保存」 を選択。
- (初回のみ)GitHubとの連携認証画面が出るので承認する。
- 保存先を選んでOKを押す。
メリット:
- バージョン管理: 「昨日の状態に戻したい!」という時に、履歴を遡ることができます。
- 共有: 作った便利なツールを他の人に渡す時、GitHubのリンクを送るだけで、相手もすぐにColabで開くことができます。
3. 【応用編の卒業課題】
以下の指示をAI(ChatGPTなど)に出して、Colabで実行してみてください。
「Pythonで簡単なパスワード生成ツールを作ってください。
ただし、Colabのフォーム機能(@param)を使って、パスワードの長さ(8〜20文字)をスライダーで選び、数字や記号を含めるかどうかをチェックボックスで選べるようにしてください。」
4. 実践の前にフォーム機能を試してみよう
実践の前にまずは『フォーム機能(@param)の活用』で解説されていたことをやってみましょう。
と言ってもコードをColabに貼り付けるだけですけど。
貼り付けると・・・


うお!
すぐに右側に何か出てきたぞ!
スライダーやモード選択、プロンプトなど『右側の値』を変更すると、左側のコードに反映されるようになっている!
確かにこれならコードが読めない人でも使えるツールになりますね。
5. 実践して覚えよう
では実践課題をやってみましょう。
まずは指定された指示をGeminiでコード化してもらいます。

コードを提供してもらいましたので、これをColabにコピペ。

パスワード生成ツールができました。
右側もちゃんとできていますね。
英語が気になるので再度Geminiに戻って日本語にしてくれと依頼し、再び貼り付け。

右側が日本語になりました。
ではパスワードを本当に作れるのか試してみましょう。
設定をパスワードの長さ16文字に変えて、数字・記号を含めるにチェックを入れ実行ボタンをポチッ。

おぉ出ました出ました!
ちゃんとツール化されています。
念のため設定を変えてもう一度生成してみましょう。
文字数を20文字、数字・記号は使わないにして実行をポチッ。

ちゃんとできています。なるほど、これは便利だわ。
自分で考えたことをGeminiでコード化してもらい、Colabでツール化。
いろんなことに応用できそうです。
まとめ
これでColabの基礎の学習は終了。
ほんとに初期の初期でしょうが、AI初心者からすると目からウロコですよ。
特に今回のツール化は個人のアイデア次第で色々なものが生み出せるもの。
私もいつか自分で考えたものを記事にできるように、さらに勉強を積み重ねていきます。



