前回はGoogle AI Studioのマルチモーダルについて学びました。
今回はカリキュラムの第3フェーズ、前回と同じフェースですがLesson6へ進みます。
カリキュラムはこちら。
第3フェーズ②:Get Code
Lesson 6: “Get Code”(プロンプトをコードに変換する)
AIからカリキュラムで提示された内容はこちら。
- 内容: 画面右上の < > Get Code ボタンを押す。
- 目標: ここまで作ったプロンプトが、一瞬でPythonやJavaScriptのコードに変換される感動を味わう。ここで初めて「APIキー」を取得する。
さっそくAIに解説してもらいましょう。
以下AIの解説
これまでのLesson 1〜5は、いわば「シミュレーター」の中での訓練でした。
このLesson 6は、あなたが作ったそのAIを、「自分のアプリ」や「Webサービス」として外の世界に持ち出すための儀式です。
AI Studioの素晴らしいところは、画面でポチポチ設定した内容を、プログラマーが使う「プログラムコード」に一瞬で翻訳してくれる機能があることです。
手順1:魔法のボタン「Get Code」
画面の右上(または上部バー)にある、< > Get Code というボタンを探してクリックしてください。(< > という記号が目印です)
手順2:コードを確認する
すると、画面に黒い背景のウィンドウが開き、英語の文字がズラッと並んでいるはずです。
これが、あなたが今まで設定してきたAIの「設計図」です。
ウィンドウの上部に、言語を選ぶタブがあると思います。
・cURL: コマンドライン用。
・Python(パイソン): AI開発で一番人気の言語。
・JavaScript: Webサイトを作るときに使う言語。
とりあえず 「Python」 が選ばれている状態で中身を少し見てみましょう。
手順3:中身を「読む」
コードが読めなくても大丈夫です。よーく見ると、知っている言葉が見つかるはずです。
generation_config という部分に、temperature: 1.0 (またはあなたが設定した数値)がありませんか?
system_instruction という部分に、あなたが書いた 「あなたは~です」 という指示文が入っていませんか?
もしLesson 4のFew-shot(例示)が残っていれば、history という部分に、あなたが作った会話例が含まれているはずです。
これが感動の瞬間です。
あなたはコードを一行も書いていませんが、AI Studioが裏側で「この設定で動くプログラム」を自動的に書いてくれていたのです。
手順4:APIキー(パスポート)について
コードの中に、以下のような記述があるはずです。
API_KEY または os.environ[“GEMINI_API_KEY”]
これは「あなたの身分証明書(パスポート)」を入れる場所です。
このコードを自分のパソコン(VS Codeなど)や、Google Colabにコピーして、「APIキー」を取得して貼り付ければ、AI Studioを開かなくても、あなたの作ったAIが動きます。
※APIキーの発行は、同じ画面内の「API Key」ボタンから行えますが、今日は「コードが自動生成される」ことを見るだけで十分です!
実践・・・といっても見るだけ
今回はどちらかというと見ているだけでよさそうですね。
手順3でいくつか確認しないといけないようですので調べてみましょう。
『generation_config という部分・・・』はありました。
私は0.1でやっていたので0.1の数値になっています。
『system_instruction という部分に・・・』は何も設定していない場合は記載されていませんでしたが、試しに設定したら反映されるようになりました。
『Lesson 4のFew-shot(例示)が残っていれば、history という部分に・・・』は違うチャットで実践していたからなのか出てきませんでした。
で、これから何をすればいいのだ?
確認はできましたが、これをどうすればいいんでしょう。
今回はちょっとわかりにくいので、質問を変えて実践してみます。
Lesson 6-2: “Get Code”を試してみよう

Lesson6 の 『< > Get Code』ですが、コードが出ることは理解しました。実際にこれをどのように活用すればいいのでしょうか。
例えばこのチャットのコードを出したところで何に利用できるのかわかりません。何か活用できる簡単な例題を頂けないでしょうか。(新しいチャットを開いて試したい)
AIの回答を要約
「画面で会話できているのに、なぜわざわざコードにするの?」というのは、多くの人が最初に抱く疑問です。
結論から言うと、AI Studioは「試作室(キッチン)」で、コードは「お店(レストラン)」を開くためのものです。
- AI Studio: あなた一人で味見をする場所。
- コード: その味(AIの機能)を、Webサイトやスマホアプリ、LINEボットなどに組み込んで、自分以外の人が使えるようにするためのものです。
今回は、「Google Colab(グーグル・コラボ)」という、ブラウザ上で誰でも無料でPythonコードを動かせるツールを使って、「あなたが作ったAIを、AI Studioの外で動かす」体験をしてみましょう。
実践例題:『キャッチコピー自動生成マシン』を作る
新しいチャットを開いて、以下の手順で進めてください。
Step 1: AI Studioで「原型」を作る
まずはAI Studioで、機能を作ります。
- 新しいチャットを開きます。
- モデルは Gemini 3.0 Flash(速いので)を選びます。
- System Instructions に以下を入れます。
あなたは天才コピーライターです。
ユーザーが入力した「商品名」に対して、短くて魅力的なキャッチコピーを1つだけ考えて出力してください。余計な挨拶は不要です。 - テストでチャット欄に 美味しいコーヒー と入れてRunします。
(例:「朝の目覚めを、至福の一杯で。」などが返ってくればOK)
Step 2: コードを取得する
まずはAI Studioで、機能を作ります。
- 画面右上の < > Get Code を押します。
- Python タブが選ばれていることを確認します。
- 右下の 「Copy」 ボタンを押して、コードをコピーします。
Step 3: Google Colabで動かす(ここが本番!)
ここからはAI Studioを離れます。
- 別のタブで Google Colab を開いてください。(Googleアカウントでログイン)
- 「ノートブックを新規作成」 をクリックします。
- 出てきた画面の「再生ボタン(▶)」の横にある入力欄に、さっきコピーしたコードを貼り付け(ペースト)ます。
Step 4: コードを少しだけ修正する
貼り付けたコードの中に、以下の部分があるはずです。
# 実際のコードにはあなたのAPIキーが必要です
genai.configure(api_key="YOUR_API_KEY")
この “YOUR_API_KEY” の部分を、本物の鍵に書き換える必要があります。
(※AI Studioの「Get Code」画面にある「Get API Key」ボタンからキーを作成し、それをここに貼り付けます)
そして、コードの一番下の方を見てください。
chat_session.send_message("美味しいコーヒー")
のようになっている部分があるはずです。ここが「AIへの『質問』や『指示』」の場所です。
Step 5: 実行!
- Colabの 「再生ボタン(▶)」 を押します。
- 少し待つと、コードの下に、AIが考えたキャッチコピーが表示されます!
ここにきて新しい要素だらけ!
『Google Colab』と『API Key』。新しい要素がいきなり出てきました。
それぞれかなり深掘りしないといけない機能なのですが、今はその課程を省きます。
とりあえず与えられている課題を先にクリアしたい。
API Keyを取得してコードにコピペして再生ボタンを押したら・・・
結果

AIの手順通り進めて再生ボタンを押したら、自動でキャッチコピーが出る『キャッチコピー自動生成マシン』が無事できました。
無料枠のAPI Key
簡単そうに『できました』と言っていますが、かなり苦労しました。
まずAPI Keyを設定してもエラーを吐かれる。
原因は設定したAIのモデルが混んでいるため。
無料枠なので仕方ないのだが、AIに相談するとモデルのバージョンを落とせば行けるとのこと。
AIから貰った情報通りに打ちこむも今度はモデルが存在しない。
バージョンが古すぎたみたい。
そこでAIは『Colabがどのモデルを使っているか一覧で出してみて』と逆に私に依頼を出してきた。
言われるがままコードを貼ってColabに送信すると一覧が返ってきたのでAIに情報を与える。
するとモデルの名前(gemini-flash-latest)を挙げてくれて無事成功しました。
活用のヒント
これだけならAI Studioでやるのと同じ。
どのように活用できるのかをAIに聞いてみましょう。
AIの回答を要約
コードにすることの真価は、「自動化」と「組み込み」にあります。
例えば、コードならこんなことができます。
活用例1:Excelの100個の商品を一気に処理
AI Studioでは手で1回ずつ打たないといけませんが、コードなら:codePython
products = ["掃除機", "洗剤", "消臭剤", "スポンジ", ...] # 100個の商品リスト
for item in products:
response = chat_session.send_message(item)
print(f"{item} のコピー: {response.text}")
と数行書き換えるだけで、100個の商品コピーを一瞬で自動生成してファイルに保存できます。
活用例2:LINEボットにする
このコードをLINEのシステムと繋げば、友達が「コーヒー」と送ると、AIが「至福の一杯を。」と返してくれる「コピーライターbot」が作れます。
活用例3:Webサイトに埋め込む
会社のホームページにこのコードを組み込めば、社員が誰でも使える「社内用キャッチコピー作成ツール」になります。
同じ内容を書くことになるが、
AI Studio: 「どんなAIにするか」を試行錯誤して決める場所(設計図を書く)。
Get Code: 決まった設計図を持ち出して、大量処理したり、アプリの一部にするためのもの。
今はこんな感じで覚えておけばいいでしょう。
まとめ
ここにきてハードルが上がりましたね。
とりあえず与えられた課題はクリアできたので一安心。
超初級のカリキュラムは一旦これにて終了となりますが、ColabにAPI Keyとまだまだ知らない機能だらけです。
ハードルを楽に飛び越えられるようになるために、次のカリキュラムをまたAIに作ってもらって勉強します。
いや~ AIって本当に楽しい!!




