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Google AI Studioを学ぼう⑤【エンジニアへの入り口 編】

前回はGoogle AI Studioのマルチモーダルについて学びました。

今回はカリキュラムの第3フェーズ、前回と同じフェースですがLesson6へ進みます。
カリキュラムはこちら。

第3フェーズ②:Get Code

Lesson 6: “Get Code”(プロンプトをコードに変換する)

AIからカリキュラムで提示された内容はこちら。

  • 内容: 画面右上の < > Get Code ボタンを押す。
  • 目標: ここまで作ったプロンプトが、一瞬でPythonやJavaScriptのコードに変換される感動を味わう。ここで初めて「APIキー」を取得する。

さっそくAIに解説してもらいましょう。

以下AIの解説

これまでのLesson 1〜5は、いわば「シミュレーター」の中での訓練でした。
このLesson 6は、あなたが作ったそのAIを、「自分のアプリ」や「Webサービス」として外の世界に持ち出すための儀式です。

AI Studioの素晴らしいところは、画面でポチポチ設定した内容を、プログラマーが使う「プログラムコード」に一瞬で翻訳してくれる機能があることです。

手順1:魔法のボタン「Get Code」

画面の右上(または上部バー)にある、< > Get Code というボタンを探してクリックしてください。(< > という記号が目印です)

手順2:コードを確認する

すると、画面に黒い背景のウィンドウが開き、英語の文字がズラッと並んでいるはずです。
これが、あなたが今まで設定してきたAIの「設計図」です。

ウィンドウの上部に、言語を選ぶタブがあると思います。

 ・cURL: コマンドライン用。
 ・Python(パイソン): AI開発で一番人気の言語。
 ・JavaScript: Webサイトを作るときに使う言語。

とりあえず 「Python」 が選ばれている状態で中身を少し見てみましょう。

手順3:中身を「読む」

コードが読めなくても大丈夫です。よーく見ると、知っている言葉が見つかるはずです。

generation_config という部分に、temperature: 1.0 (またはあなたが設定した数値)がありませんか?

system_instruction という部分に、あなたが書いた あなたは~です という指示文が入っていませんか?

もしLesson 4のFew-shot(例示)が残っていれば、history という部分に、あなたが作った会話例が含まれているはずです。

これが感動の瞬間です。
あなたはコードを一行も書いていませんが、AI Studioが裏側で「この設定で動くプログラム」を自動的に書いてくれていたのです。

手順4:APIキー(パスポート)について

コードの中に、以下のような記述があるはずです。

 API_KEY または os.environ[“GEMINI_API_KEY”]

これは「あなたの身分証明書(パスポート)」を入れる場所です。
このコードを自分のパソコン(VS Codeなど)や、Google Colabにコピーして、「APIキー」を取得して貼り付ければ、AI Studioを開かなくても、あなたの作ったAIが動きます

※APIキーの発行は、同じ画面内の「API Key」ボタンから行えますが、今日は「コードが自動生成される」ことを見るだけで十分です!

実践・・・といっても見るだけ

今回はどちらかというと見ているだけでよさそうですね。
手順3でいくつか確認しないといけないようですので調べてみましょう。

『generation_config という部分・・・』はありました。
私は0.1でやっていたので0.1の数値になっています。

『system_instruction という部分に・・・』は何も設定していない場合は記載されていませんでしたが、試しに設定したら反映されるようになりました。

『Lesson 4のFew-shot(例示)が残っていれば、history という部分に・・・』は違うチャットで実践していたからなのか出てきませんでした。

で、これから何をすればいいのだ?

確認はできましたが、これをどうすればいいんでしょう。
今回はちょっとわかりにくいので、質問を変えて実践してみます。

Lesson 6-2: “Get Code”を試してみよう

けんじ
けんじ

Lesson6 の 『< > Get Code』ですが、コードが出ることは理解しました。実際にこれをどのように活用すればいいのでしょうか。

例えばこのチャットのコードを出したところで何に利用できるのかわかりません。何か活用できる簡単な例題を頂けないでしょうか。(新しいチャットを開いて試したい)

AIの回答を要約

「画面で会話できているのに、なぜわざわざコードにするの?」というのは、多くの人が最初に抱く疑問です。

結論から言うと、AI Studioは「試作室(キッチン)」で、コードは「お店(レストラン)」を開くためのものです。

  • AI Studio: あなた一人で味見をする場所。
  • コード: その味(AIの機能)を、Webサイトやスマホアプリ、LINEボットなどに組み込んで、自分以外の人が使えるようにするためのものです。

今回は、「Google Colab(グーグル・コラボ)」という、ブラウザ上で誰でも無料でPythonコードを動かせるツールを使って、「あなたが作ったAIを、AI Studioの外で動かす」体験をしてみましょう。

実践例題:『キャッチコピー自動生成マシン』を作る

新しいチャットを開いて、以下の手順で進めてください。

Step 1: AI Studioで「原型」を作る

まずはAI Studioで、機能を作ります。

  1. 新しいチャットを開きます。
  2. モデルは Gemini 3.0 Flash(速いので)を選びます。
  3. System Instructions に以下を入れます。

    あなたは天才コピーライターです。
    ユーザーが入力した「商品名」に対して、短くて魅力的なキャッチコピーを1つだけ考えて出力してください。余計な挨拶は不要です。
  4. テストでチャット欄に 美味しいコーヒー と入れてRunします。
    (例:「朝の目覚めを、至福の一杯で。」などが返ってくればOK)

Step 2: コードを取得する

まずはAI Studioで、機能を作ります。

  1. 画面右上の < > Get Code を押します。
  2. Python タブが選ばれていることを確認します。
  3. 右下の 「Copy」 ボタンを押して、コードをコピーします。

Step 3: Google Colabで動かす(ここが本番!)

ここからはAI Studioを離れます。

  1. 別のタブで Google Colab を開いてください。(Googleアカウントでログイン)
  2. 「ノートブックを新規作成」 をクリックします。
  3. 出てきた画面の「再生ボタン(▶)」の横にある入力欄に、さっきコピーしたコードを貼り付け(ペースト)ます。

Step 4: コードを少しだけ修正する

貼り付けたコードの中に、以下の部分があるはずです。

# 実際のコードにはあなたのAPIキーが必要です
genai.configure(api_key="YOUR_API_KEY")

この “YOUR_API_KEY” の部分を、本物の鍵に書き換える必要があります
(※AI Studioの「Get Code」画面にある「Get API Key」ボタンからキーを作成し、それをここに貼り付けます)

そして、コードの一番下の方を見てください。

chat_session.send_message("美味しいコーヒー")

のようになっている部分があるはずです。ここが「AIへの『質問』や『指示』」の場所です。

Step 5: 実行!

  1. Colabの 「再生ボタン(▶)」 を押します。
  2. 少し待つと、コードの下に、AIが考えたキャッチコピーが表示されます!
ここにきて新しい要素だらけ!

Google Colab』と『API Key』。新しい要素がいきなり出てきました。
それぞれかなり深掘りしないといけない機能なのですが、今はその課程を省きます。

とりあえず与えられている課題を先にクリアしたい。
API Keyを取得してコードにコピペして再生ボタンを押したら・・・

結果

AIの手順通り進めて再生ボタンを押したら、自動でキャッチコピーが出る『キャッチコピー自動生成マシン』が無事できました。

無料枠のAPI Key

簡単そうに『できました』と言っていますが、かなり苦労しました。

まずAPI Keyを設定してもエラーを吐かれる。
原因は設定したAIのモデルが混んでいるため。

無料枠なので仕方ないのだが、AIに相談するとモデルのバージョンを落とせば行けるとのこと。
AIから貰った情報通りに打ちこむも今度はモデルが存在しない。
バージョンが古すぎたみたい。

そこでAIは『Colabがどのモデルを使っているか一覧で出してみて』と逆に私に依頼を出してきた。
言われるがままコードを貼ってColabに送信すると一覧が返ってきたのでAIに情報を与える。
するとモデルの名前(gemini-flash-latest)を挙げてくれて無事成功しました。

活用のヒント

これだけならAI Studioでやるのと同じ。
どのように活用できるのかをAIに聞いてみましょう。

AIの回答を要約

コードにすることの真価は、「自動化」と「組み込み」にあります。
例えば、コードならこんなことができます。

活用例1:Excelの100個の商品を一気に処理

AI Studioでは手で1回ずつ打たないといけませんが、コードなら:codePython

products = ["掃除機", "洗剤", "消臭剤", "スポンジ", ...] # 100個の商品リスト

for item in products:
    response = chat_session.send_message(item)
    print(f"{item} のコピー: {response.text}")

と数行書き換えるだけで、100個の商品コピーを一瞬で自動生成してファイルに保存できます。

活用例2:LINEボットにする

このコードをLINEのシステムと繋げば、友達が「コーヒー」と送ると、AIが「至福の一杯を。」と返してくれる「コピーライターbot」が作れます。

活用例3:Webサイトに埋め込む

会社のホームページにこのコードを組み込めば、社員が誰でも使える「社内用キャッチコピー作成ツール」になります。

同じ内容を書くことになるが、

AI Studio: 「どんなAIにするか」を試行錯誤して決める場所(設計図を書く)。
Get Code: 決まった設計図を持ち出して、大量処理したり、アプリの一部にするためのもの。

今はこんな感じで覚えておけばいいでしょう。

まとめ

ここにきてハードルが上がりましたね。
とりあえず与えられた課題はクリアできたので一安心。

超初級のカリキュラムは一旦これにて終了となりますが、ColabにAPI Keyとまだまだ知らない機能だらけです。

ハードルを楽に飛び越えられるようになるために、次のカリキュラムをまたAIに作ってもらって勉強します。

いや~ AIって本当に楽しい!!