前回はAIにGoogle AI Studioを学ぶためのカリキュラムを組んでもらいました。
今回はさっそく第1フェーズから学んでいきます。
第1フェーズ:AIを「操る」感覚を掴む
Lesson 1: インターフェースとモデル選び
AIからカリキュラムで提示された内容はこちら。
- 内容: 画面の見方と、モデル(Gemini 3 Flash と Pro)の違いを知る。
- 目標: 「Proは賢いが少し遅い」「Flashは爆速で安い」という違いを体感し、右側の設定パネル(Run settings)を触れるようになる。
では実際にその学習方法を聞いてみましょう。
以下AIの解説
まずはGoogle AI Studioの「コックピット(操縦席)」に座るところからです。
手順1:アクセスと新規作成
- Google AI Studio ( aistudio.google.com ) にアクセスしてください。(Googleアカウントでのログインが必要です)
- 画面左にある 「Playground」 をクリックします。
- 先生のメモ: これが標準的な「会話型」の作成画面です。
手順2:画面の「3分割」を理解する
画面は大きく分けて「左・真ん中・右」の3つのエリアでできています。
- 左側(メニュー): 作ったプロンプトを保存したり、過去の履歴を見る場所です。
- 真ん中(メイン): ここでAIと会話します。「Start typing a prompt」と書かれた場所に文字を打ち込みます。また、右にある「System Instructions」という欄が、AIに役割を与える重要な場所です(これはLesson 3で詳しくやります)。
- 右側(Run settings / 設定): ★ここが今日の主役です。 AIの脳みその種類や、パラメータを調整するコントロールパネルです。
手順3:モデルを選んでみよう(Flash vs Pro)
右側のパネルの一番上が「Model selection」です。
「Gemini 3 Pro Preview」と書かれたドロップダウンメニューを見てください。
クリックするといくつか出てきますが、初心者が覚えるべきは以下の2つです。
- Gemini 3 Flash Preview
- 特徴: 「爆速・軽快」。
- イメージ: 優秀なアシスタントやコンビニの店員さん。反応が早く、簡単なタスクや大量の文章処理が得意です。
- コスト: APIとして使う場合も非常に安いです。
- Gemini 3 Pro Preview
- 特徴: 「賢い・論理的」。
- イメージ: 大学教授や専門家。少し考える時間(反応速度)はFlashより遅いことがありますが、複雑な推論や、難しい日本語のニュアンスを理解するのが得意です。
【実践課題】違いを体感しよう
では、実際に右側のモデルを変更して、簡単な挨拶をしてみましょう。
実際にやってみた結果は・・・
実際にModelを変えて同じ内容「こんにちは!Google AI Studioの勉強を始めました。」を打ちこんでみました。
まずどちらのModelも、挨拶とGoogle AI Studioの抑えるべきポイントを教えてくれました。
その中でも違った点を挙げると、
Gemini 3 Flash:回答表示まで13秒強 3つのポイント 497 tokens
Gemini 3 Pro:回答表示まで18秒強 4つのポイント 419 tokens 見やすい
Flashは何といっても速さが魅力。最低限のことをまとめてくれている印象。
しかし少し見づらい。そして長い。
Proは少し時間がかかるが、要点をまとめてスタイリッシュに見せてくれている。
実際に見た方が早いかな。


Proのほうが見やすく感じませんか?
私は今回の結果だけ見れば、時間がかかってでも『Pro』で受け答えするほうがいいかな。
Lesson 2: パラメータの魔法(Temperature)
AIからカリキュラムで提示された内容はこちら。
内容: Temperature(温度)という数値をいじる。
実験: 「面白い物語を書いて」という指示に対し、Temperatureを 0 にした場合(論理的・固い)と 1 以上にした場合(創造的・ランダム)の違いを見る。
目標: AIの回答の「創造性」をコントロールできるようになる。
では実際にその学習方法を見ていきましょう。
以下AIの解説
AI Studioが普通のGeminiと違うのは、このTemperature値をいじることでAIの「性格」を変えられる点です。
Temperature(温度)とは?
- 低い(0に近い): 正確、論理的、ロボット的。毎回同じ答えを出しやすくなります。
- 高い(1〜2など): 創造的、ランダム、人間的。詩を書かせたりアイデア出しに向いていますが、嘘(ハルシネーション)をつく確率も少し上がります。
実践課題:Temperatureの違いを感じる
右パネルの操作だけで実験できます。以下の手順でやってみてください。
手順 1: 論理モード(Temperature = 0)
- 右パネルで Gemini 3 Pro が選ばれていることを確認します。
- その下にある Temperature のスライダー(または数値入力)を一番左、「0」(または最小値)にしてください。
- 中央のチャット入力欄に、以下の質問をコピーして貼り付け、Run(送信)してください。
「犬」という言葉を使って、短いダジャレを言ってください。
手順 2: 創造モード(Temperature = 高め)
- 一度、会話をリセットしてもいいですが、そのままでも構いません。
- 今度は Temperature を 「1.0」(あるいはスライダーの右寄り)まで上げてください。
- まったく同じ質問をもう一度送ってみてください。
実際にやってみた結果は・・・
1回目
Temperature:0 犬がいぬ。
Temperature:1 尾も白い犬。(おもしろい いぬ)
Temperature:2 犬はワンダフル!
2回目
Temperature:0 犬の意見。(いぬのいけん)
Temperature:1 犬がナンバーワン!
Temperature:2 犬の服は、ワンピース。(ワン!ピース)
Temperatureの値が0だと硬派。
Temperatureの値が2に近づくほどはっちゃけてますね。
対して1はバランス型。
今回の質問が0か2になりやすいのでどっちかに寄っていますが、1が一番いいのかな?
ちょっとAIに聞いておきましょう。
『Temperature』の値のおすすめは?
AIの回答を要約
TemperatureはAIの回答における「ランダム性」を調整する値で、コード生成など正確性が必要な場合は低め(0.0~0.2)に設定します。
一方で、自然な文章作成には中程度(0.5)、斬新なアイデア出しには高め(0.8~1.0)と、目的に応じて使い分けることが重要です。
多くのモデルはデフォルト値が高めですが、業務利用ではハルシネーション(嘘)を防ぐため「0.0」から始めるのが鉄則です。
モデルにより感度は異なりますが、まずは最小値で試し、結果が堅苦しい場合に少しずつ上げていくのが最も失敗の少ない調整方法です。
ちなみに1.0を超えると「かなり冒険的な挙動」になり、1.5を超えると「言葉が崩壊する」傾向にあります。
Temperature値についてのまとめ
- 正確さが必要な仕事(コード、翻訳、事実確認):迷わず 0.0
- 文章作成や会話: 0.5 ~ 0.7
- アイデア出し: 0.8 ~ 1.0
まとめ
第1フェーズでは『Model』、『Temperature値』について実践・勉強しました。
私の場合はPythonとかでコードを出してもらうこともあるので
・Modelは『Gemini 3 Pro』
・Temperature値は『0』
基本はこれでいいでしょう。
何が独創性が欲しい時には段階的に『1』まであげていくのがよさそうです。



