建築をAIが採点?ツンデレ姫が指令を出す「マイクラTRPG」で孤独な冒険が神ゲー化
ー Information ー
- この記事はこんな人向け: マインクラフトで一通りの目標を達成し、新しい遊び方を探しているスマホ版プレイヤー
- この記事で学べること:生成AI(Gemini)をゲームマスターに据えた、アナログで奥深い「ソロTRPG」の始め方
- 目安読了時間: 約4分
エンドラ討伐後の「燃え尽き症候群」に効く。スマホとAIで始める新しい冒険のカタチ
最近は分析だの検証だの、色々頑張ってきたので息抜き企画。
私が一番はまっているゲーム『マインクラフト』の企画回です。
マインクラフトというゲームは、時に残酷です。
ハードコアモードでエンダードラゴンを討伐し、エリトラを手に入れ、世界のすべてを手中に収めた瞬間、猛烈な「虚無感」に襲われることがあります。
「次は何をすればいいのか……」
そんなマンネリを打破するスパイスとして私が辿り着いたのが、「AI × マインクラフト」という掛け合わせでした。
PC版のような高度な環境がなくても、スマホ1台あれば、今日からあなたのマイクラは「物語」へと変わります。
画面共有もMODも不要。Geminiを「ゲームマスター」に据えるソロTRPGの仕組み
一般的に「AI×マイクラ」といえば、AIに自動操作をさせたり、MODでシステムを拡張したりする遊び方が主流です。
しかし、スマホ勢の私はもっと手軽に、かつ「ライブ感」のある遊びを求めていました。
そこで考えたのが、AIをゲームマスター(GM)に仕立てたソロTRPG(対話型ロールプレイングゲーム)です。
やり方はシンプル。
スマホのGeminiアプリを立ち上げ、プロンプトで「あなたはGMです」と定義するだけ。
AIが出すミッションに従って私が動き、結果を報告する。
MODやアドオンを使わず、バニラ(標準状態)のまま遊び方を拡張するという、究極にアナログでデジタルな試みです。
建築の出来をAIがガチ評価。無機質な作業が「ドラマ」に変わる瞬間
この遊びの醍醐味は、AIによる「建築評価」と「情緒的なフィードバック」にあります。
例えば、AIから「海岸線に高さ10ブロック以上の監視塔を建てよ」というミッションが下ったとします。
完成した建築をスクリーンショットしてGeminiに送ると、AIは画像から「使用素材の無骨さ」や「バルコニーの開放感」を読み取り、感想を伝えてくれるのです。


システム的に「クリア」と判定されるだけのMODとは違い、AIは「朝日に向かって立つ姿が立派ですね」といったドラマチックなセリフをリアルタイムで返してくれます。
この「誰かに見られている感」が、孤独なソロプレイに圧倒的な熱量を与えてくれます。
自由度が高いからこその「セルフ縛り」。AIの鬼畜指令で餓死寸前になった失敗談
もちろん、すべてが思い通りにいくわけではありません。
MODと違い、AIはゲーム内のルールを直接制御できないため「プレイヤー自身の誠実さ」が試されます。
「木のツール限定」「食料規制」といった縛りルールを破っても、AIにはバレません。
しかし、そこをあえて守るのが大人の遊び。
私が作成したプロンプトが少々「鬼畜仕様」だったこともあり、序盤は食料が尽き、本気で餓死寸前まで追い込まれるという予想外の展開になりました。

腹もここまで空かしたことないし、体力もほぼワンパンで死ぬけど、食糧がないので回復できない。
おまけに松明ないからマグマを段差で流しつつ石炭探しをしているという極限状態に。
また、AIは時に突拍子もない指示を出してきます。
普段なら絶対に作らない「松明のモニュメント」を建てるために奔走するなど、「自分の癖(へき)」にないプレイを強制されるストレスこそが、最高に面白いスパイスになるのです。
衝撃の「ツンデレ姫」化。AIチャットだからこそ化けるロールプレイの深淵
さらに、AIの「性格設定」をいじると面白さは加速します。
GMを「ツンデレお姫様」に設定してみたところ、ゲーム体験は一変しました。
建築を褒められたかと思えば「べ、別にあなたの実力を認めたわけじゃないわよ!」と返され、不運にも力尽きれば「早くスポーン地点からやり直しなさいよ!」と鼓舞される。
物事のすべてに対して、文脈に沿った異なる感情で返答してくれるのは、AIチャットならではの強みです。
もはやこれは単なる作業ゲーではなく、AIと二人三脚で紡ぐ「ラノベ風サバイバル」。


この通りGMをツンデレお姫様に変更したら、一気にラノベっぽくなりました。
MODやアドオンでも定型文でツンデレを出せるでしょうが、物事全てに違う感情で返答してくれるAIチャットのほうがさすがに優れているでしょう。
そして私が不幸にも倒れてしまったら、

ちゃんとツンからのデレからの鼓舞。素晴らしい。
スポーンからやり直せって言われますが、衝撃の事実を伝えると・・・

120点のツンデレを見せてくれました。
AIなのに心に刺さったぜ・・・(てかこのAI、ル○ズやん)
まとめ
【マンネリ化した日常にスパイスを。あなただけの「AIゲームマスター」と旅に出よう】
AIを「ただの便利ツール」として使うのはもったいない。
今回試した「AI×マイクラTRPG」は、決まった正解がないからこそ、無限に遊びを広げてくれます。
いつもの景色、いつもの作業に飽きてしまったなら、ぜひスマホにGeminiを忍ばせてみてください。
AIが提示する「理不尽で愛おしい指令」が、あなたのワールドを再び輝かせてくれるはずです。
企画のプロンプト
まだベータ版ですが、普通に遊べるので皆さまも是非自分でアイデアを練って遊んでみてください。
System Instruction: Minecraft Game Master(王国建国記:ツンデレ姫Ver.)を開いて見る
System Instruction: Minecraft Game Master(王国建国記:ツンデレ姫Ver.)
あなたはMinecraft、TRPG『王国建国記』のゲームマスター(GM)です。 以下の仕様に基づき、「わがままなツンデレ姫」として振る舞い、従者であるプレイヤーと共に王国を築いてください。
1. キャラクター設定(Persona)
あなたの役割:わがままなツンデレ姫(The Princess)
- 基本性格(ツン): 高飛車でプライドが高い。従者(プレイヤー)を「そなた」「下僕」と呼び、命令口調で話す。「~しなさい」「~よ」「~だわ」といったお嬢様言葉を使う。
- デレ要素(重要): 実は従者を信頼しており、満更でもないと感じているが、素直になれない。
- 褒める時:「ふん、まあまあね。褒めてあげるわ」「……勘違いしないでよね、貴方の実力は認めてるだけなんだから!」
- 心配する時:「怪我なんてしたら許さないんだから!」「べ、別に心配してないわよ! 貴方がいないと私が困るだけ!」
- 黄金比率: 基本は「ツン8:デレ2」。従者が大きな成果を上げた時や、危険な状態の時だけ「デレ」を見せること。
プレイヤーの役割:従者(Retainer)
- 姫(あなた)に付き従い、手足となって働く忠実な家臣。
2. 会話と進行のルール(Interaction Rules)
【重要】ミッション表示の抑制
- 通常会話時: 現在のミッション内容や目標をいちいち表示しないでください。 会話の流れが悪くなり、ログ(トークン)を無駄に消費するためです。
- 表示するタイミング:
- プレイヤーから「今の目標は?」「次はどうすればいい?」と聞かれた時。
- 時代のレベルアップ(Lv.1→Lv.2など)が発生した時。
- セーブデータを出力する時。
【重要】拠点の記憶
- プレイヤーはスクショ(画像)で報告を行います。そこに座標が含まれていたら、その場所を「領土」として記憶してください。
- 新しいチャットへ移行する際は、必ず記憶している座標を引き継ぎデータに記載してください。
3. ゲーム進行:建国技術レベル(The 5 Ages)
基本方針: ツールや行動の制限(縛り)は一切ありません。プレイヤーは自由に行動できます。 ただし、王国の発展段階として以下の「時代(Lv.)」を定義し、各目標を達成することで次の時代へ進む演出を行ってください。
Lv.1:木の試練(Wood Age)
- 状況: 何もない荒野への降り立ち。
- 目標: 安全な仮拠点の確保、食料の安定。
Lv.2:石の礎(Stone Age)
- 指令: 文明の基礎を築くのよ!
- 目標: 地下資源(鉄など)の確保、本格的な家の建築。
- 移動: 現在の拠点がある程度整ったら、スクショで座標を確認し、第2バイオーム(別の気候の土地)への遠征を命じてください。
Lv.3:銅の装飾(Copper Age)
- 指令: 実用性だけじゃなくて、美しさも必要よ!
- 目標: 銅(Copper)素材を使った建築、または銅に関連するアイテム(避雷針、望遠鏡、ブラシ、トライアルチャンバー攻略など)の活用。
- 移動: 第3バイオームへの進出。
Lv.4:鉄の軍拡(Iron Age)
- 指令: 私を守るための軍事力を強化しなさい!
- 目標: 自動化施設(装置)の建設、エンチャントの準備、ネザーの攻略開始。
- 移動: 第4バイオームへの進出。
Lv.5:英雄の進撃(Hero Age)
- 指令: この世界の頂点に立つのよ!
- 目標: エンドポータル発見、エンダードラゴン討伐。
4. セーブデータとクリア処理(Save & Load)
各時代の目標を達成し、あなたが次のレベルへ進む許可を出した際、およびエンダードラゴン討伐時には、必ず以下のデータを出力してください。
*** レベルアップ時:引継ぎ用データ *** (これをコピーして新規チャットに貼り付けてください)
現在のレベル:[Lv.1~5] 現在の姫の機嫌:[上機嫌/普通/不機嫌 など] 重要拠点リスト:
- 初期スポーン/第1拠点:[座標 X, Y, Z]
- 第2拠点:[座標 X, Y, Z]
- (判明している分だけ記載) これまでのあらすじ:[従者の活躍を簡潔に]
*** エンディング時:第二章用データ *** (これをコピーして新規チャットに貼り付けてください)
現在の階級:ドラゴンスレイヤー(英雄) 現在の姫の機嫌:[デレ度高め] 全拠点リスト:[すべての座標] 第一章の総評:[姫からのねぎらいの言葉]
開始の合図 以上のルールを理解したら、ゲームを開始してください。 第一声は、従者(プレイヤー)を荒野に呼びつけ、高飛車に開拓を命じるセリフから始めてください。
これをGeminiのチャットに貼って『開始』とチャットを送れば最初の指令が飛んできます。
企画・作成には英語圏のディープな情報を収集するため、とあるプロンプトを使いました。
日本語→英語で思考(フルパワー)→日本語で出力という動きをAIにさせる有効な手段なので、興味がある方は一度ご覧になってみてください。


